看護師が語る、King & Prince岩橋玄樹さんが抱えるパニック障害とは。

 

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King & Prince岩橋玄樹さんがパニック障害を告白して話題となりました。

多くの方が、精神疾患を抱えながら芸能界で活躍されていますね。

 

今回は現役看護師がパニック障害に関して、

実体験を交えながら紹介していきたいと思います。

 

 

パニック障害とは

 

突発的に起こる、動悸や頻脈、息苦しさ等の身体症状とともに激しい不安が生じる病気です。身体症状から、別の疾患(自律神経失調症、過呼吸症候群、狭心症等)と診断されることが多くあります。男女での発生割合はほぼ均等で、25~30歳での発症が多いとされています。

 

なぜ起こるのか

 

現状、原因は不明となっています。

発症の原因として考えられているものを紹介します。

 

脳内では神経伝達物質という物質が色々な働きをしています。

『アドレナリン』という言葉はよく耳にすると思いますが、

それも神経伝達物質の一つとなります。

 

パニック障害の原因と考えられているのは、

『ノルアドレナリン』と『セロトニン』です。

 

  • 『ノルアドレナリン』は恐怖や不安に関係している。
  • 『セロトニン』は興奮をを抑える。

と、考えられています。

 

上記の2つの神経伝達物質のバランスが崩れると、

パニック障害を発症すると想定されています。

 

症状

 

パニック障害の症状として、

  • 心臓がドキドキする(動悸)
  • 汗をたくさんかく(発汗)
  • からだや手足の震え
  • 呼吸が早くなる、息苦しい(呼吸困難)
  • 胸の痛み、不快感
  • 吐き気、お腹の苦しさ
  • めまいやふらつき
  • 自分が自分でなくなってしまう感覚
  • 強烈な不安感
  • 死んでしまうのではないかという気持ち

 

色々な症状がありますが、中心となる症状は『どうしようもない不安感』です。

King & Prince岩橋玄樹さんの場合は、

不安感により泣いてしまったことが想定されます。

 

パニックを繰り返すうちに『予期不安』という強い不安感が生まれます。

読んで字のごとく、「またパニックが起こるのではないか」という不安です。

その『予期不安』が外に出るとパニックが起こりやすくなるのではないかという考えを生み、『広場恐怖(外出恐怖)』となります。

 

特徴

 

パニック障害は、突然症状が出現することが特徴です。

そのため、症状が出現するタイミングが分かりにくく、

本人も周囲の人も全く分からないことがあります。

 

先ほど述べた症状がいくつか重なって出現し、

それに加えて強い不安化を呈するため、本人にとってつらい疾患になります。

 

詳細はGoogle先生に…

 

治療法などの詳細に関してはGoogle先生に聞いてください。

パニック障害 - Google 検索

 

僕の体験談

 

僕自身はパニック障害ではありませんが、

実際に病棟で受け持った患者さんがパニック障害だったことがあります。

仮にAさんとしましょう。

 

Aさんは40代の男性で、同様にパニック障害と診断されていました。

症状に対して自分から対応することができず、

パニック発作が強くなると泣きわめいたりすることもありました。

 

『予期不安』がかなり強い方で、何か新しいことを始めることに関して

かなり難しいような現状でした。

 

看護師は病気に関しての理解は深めていますが、あまりにも新しいことが導入できなかったため、『甘え』というような言葉を発する看護師も中にはいました。

 

Aさんは治療の開始が遅く、パニック発作に対する行動が取れなくなっていました。

早期に治療を開始し、対処行動を身に着けていくことはとても大切だと思います。

 

周囲の理解が必要

 

King & Prince岩橋玄樹さんは勇気を持ってパニック障害を告白したと思います。

周囲の関係者がパニック障害に対して理解ある行動を取ることを期待します。

 

精神疾患はすぐには治ることがありません。

外見上では分からないため、他人から見れば病気がどうかも分かりません。

 

そのためか、病気を理解できずにその人自身の人間性を否定する人もいます。

「こころの病」に対する理解が広まるといいですね。

 

『パニック障害』に対しての理解を以下の通りです。

 

  1. パニック障害は、患者当人には死を決意するほどのつらい病気であるが、決して死を招くような病気ではないことを確認する

  2. パニック障害は気持ちの持ち方が悪いから起こる病ではない。ましてや、都合が悪いのでわざと起こしている病気でもないことを確認する

  3. パニック発作が起こってもあわてふためかない。かえって不安が増強するので、静かに慎重に対処する

  4. パニック障害の治療の根本はまず発作を完全に消失させること

  5. 発作が起きてから薬を飲んでも効果発現時には発作は終わっているので意味がない。発作を起こさないようにきちんと服薬することが肝要

  6. 広場恐怖に対しては、どんどん薬を使い、どんどん行動する

  7. 「併発うつ病」は早期発見、早期治療

  8. パニック障害は完全にコントロ-ル出来る病気であることを確認する

  9. パニック障害は頑固な病であるので、勝手な断薬は禁物

  10. 「パニック障害」という診断名を使う専門医に治療を受けること
 

※貝谷久宣著「不安・恐怖症 -パニック障害の克服」講談社、1996を参照

 

とても分かりやすく、参考にしたサイトです。

www.fuanclinic.com

 

 

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